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************************************************************** _/_/_/_/_/_/_/ ソフトウェア業界 新航海術 _/_/_/_/_/_/_/_/_/ ************************************************************** 第110号 2005/1/16 ▼ まえがき ▼ [大きくなるか、小さくなるか] 2006年は第二の創業期 ▼ [大きくなるか、小さくなるか] 第45号〜第51号での考察 ▼ [大きくなるか、小さくなるか] 有限会社にヒントがあるかも ▼ [大きくなるか、小さくなるか] 次回以降の予告 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= まえがき *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 蒲生嘉達(がもう よしさと)です。 今週号から、もう一度、会社の適正規模「大きくなるか、小さくなるか」 について考えてみます。 ・バックナンバーはブログでも公開しています。 ブログ: http://kei-it.tea-nifty.com/sailing/ =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [大きくなるか、小さくなるか] 2006年は第二の創業期 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 慶が会社として機能しだしたのは2000年からです。 その後5年間で、WEBシステム開発事業部、ITサービス事業部、 人材コンサルティング事業部が立ち上がり、売上高は4億円を超え、 正社員・契約社員・個人事業主の合計が60名となっています。 まずまずの成功ですが、最近、私は、今までのやり方が一つの限界に 来ていると感じています。 したがって、「2006年は第二の創業期」と捉え、やり方を根本的に 変えていこうと思っています。 さて、今後の方向性を考える上で、まず極めて基本的な問題が、 念頭に浮かびます。 「大きくなるか、小さくなるか」という問題です。 > --------------------【問題】-------------------- > ○売上2億円の会社を5つ作るべきか、売上10億の会社を1つ作るべきか? > ○大きくなるか?小さくなるか? > 会社は「規模の経済」「範囲の経済」の論理で大きくなる方がよいのか? > それとも、コア・コンピタンスに集中し、残りの機能は極力アウト > ソーシングする、つまり小さくなる方がよいのか? > ------------------------------------------------ > (第50号 http://www.kei-it.com/sailing/50-041122.html より) =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [大きくなるか、小さくなるか] 第45号〜第51号での考察 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 次に示すように、以前にもこの問題について考えたことがあります。 第45号 http://www.kei-it.com/sailing/45-041018.html ・一人当たりの採用コストは大企業の方が安い ・中小企業の中途採用の現状 ・リクナビやリクナビNEXTも「規模の経済」 ・慶の営業に見る「範囲の経済」 第46号 http://www.kei-it.com/sailing/46-041025.html ・巨大組織がかかりやすい病気 ・大企業が有利でなくなる理由 ・超巨大企業の時代へ 第48号 http://www.kei-it.com/sailing/48-041108.html ・大きくなる必要がない理由 ・巨大にならなければならない理由 ・二つの道 第50号 http://www.kei-it.com/sailing/50-041122.html ・人材紹介会社の適正規模 第51号 http://www.kei-it.com/sailing/51-041129.html ・小さな会社の方が給料が高くなる ・システム開発請負会社の過去と現在 これらで書いたことを要約すると、次のようになります。 (岩井克人著「会社はこれからどうなるか」からの影響を強く受けて います。) ------------------------------------------------------- ポスト産業資本主義の時代にあっては、会社には次の二つの道がある。 (1)地球規模で「規模の経済」「範囲の経済」を追求する激烈な 競争に参加する。 (2)標準化の進展によって、モノでもカネでも情報でも世界中どこでも ほぼ同一条件で手に入れられるようになったことを利用して、 モノ・カネ・情報の流通以外の分野で独自の差異性を見出していく。 この場合は、「規模の経済」「範囲の経済」の力は弱まる。 システム開発請負会社の最適規模も10年前と比べ、小さくなっている。 ------------------------------------------------------- =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [大きくなるか、小さくなるか] 有限会社にヒントがあるかも *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= このように以前の考察は抽象的なレベルに止まっていました。 しかし、最近、「規模の経済」「範囲の経済」という視点からではなく、 「会社の組織」という視点から考えると、もう少し具体的な回答が 見出せるのではないかと考えるようになりました。 自ら規模の拡大に制限をかけた「有限会社」という仕組みにヒントが あるのではないかと考えるようになったのです。 「売上2億円の会社を5つ作るべきか、売上10億の会社を1つ作るべきか?」 という問題を次のように、置き換えて考えて見たいのです。 「有限会社の良さを取り入れた有限会社的な株式会社を5つ作るべきか、 それとも、株式会社の良さを活かした典型的な株式会社を1つ作るべきか?」 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [大きくなるか、小さくなるか] 次回以降の予告 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 次号以降は次のようなテーマで書く予定です。 ・新会社法では有限会社は無くなるのか? ・有限会社の知恵 これ以外に、下記の技術系テーマもそのうち書きます。 ・ブルックスの法則を超えるもの ・贈与と交換 ・ピアレビュー 次号は、1月23日発行予定です。 乞うご期待!! *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 本メルマガについて *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 本メルマガは2003年12月8日に創刊されました。 創刊号 http://www.kei-it.com/sailing/01-031208.html で述べたとおり、 本メルマガのコンセプトは「読みものとしても面白い慶の事業計画」であり、 目的は「事業計画の背後にある基本的な考え方を語ること」です。 したがって、第一の読者としては、慶の社員(正社員・契約社員)及び 慶と契約している個人事業主を想定しています。 彼らには慶社内のメーリングリストで配信しています。 また、多くのソフトウェア会社・技術者が直面している問題を扱っているので、 ソフトウェア会社の経営者、管理者、技術者にとっても参考になると思い、 第33号(2004年7月19日号)からは「まぐまぐ!」で一般の方々にも公開する ことにしました。 「まぐまぐ!」での読者数は2006年1月7日現在、448名です。 本メルマガの内容に興味を持つであろう方をご存知なら、是非 本メルマガの存在を教えてあげてください。 (以下をそのまま転送するだけです。) --------------------------------------------------- 【お勧めメルマガ ソフトウェア業界 新航海術】 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000136030.htm または http://www.kei-it.com/sailing/ -------------------------------------------------- このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000136030.htm (但し、web@kei-ha.co.jp it@kei-it.com には直接配信しています。) 発行者Webサイト: http://www.kei-it.com/sailing/ (発行者Webサイトではバックナンバーの全文検索も可能です。) バックナンバーはブログでも公開しています。 ブログ: http://kei-it.tea-nifty.com/sailing/ -------------------------------------------------- 発行: 株式会社 慶 代表取締役 蒲生 嘉達 y_gamou@kei-ha.co.jp Webシステム開発事業部 http://www.kei-ha.co.jp ITサービス事業部 http://www.kei-it.com 人材コンサルティング事業部 http://www.k-bank.jp TEL:03-5951-8490 ☆ コピーや配布をされる時はご一報ください ☆ ☆ このメルマガに対するご感想・ご質問はこちらにお寄せください。 ☆ office@kei-ha.co.jp |
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