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_/_/_/_/_/_/_/_/_/  ソフトウェア業界　新航海術  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
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第15号  2004/03/15
  ▼  まえがき
  ▼  佐藤圭一さんからのご指摘
  ▼  一コマずつ追ってみると、だんだん会計が面白くなってきます
  ▼  「お金持ち」とは
  ▼　次回以降の予告

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  まえがき
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蒲生嘉達です。お疲れ様です。

本メルマガは、慶の社員（正社員・契約社員）及び慶と契約している
個人事業主の方々に配信しています。
また、会計の説明で誤りがあるといけないので、金山税理士にも
配信しています。

感想をお持ちなら是非返信してください。


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  [金持ちソフト会社、貧乏ソフト会社]
　佐藤圭一さんからのご指摘
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第14号の「シンプルな取引」の解説について、個人事業主の
佐藤圭一さんから「通常の期中取引では資本は操作しません」
というご指摘がありました。この点について簡単に説明します。

佐藤さんのご指摘どおり、取引で発生した利益や損失は決算書を
作る時点で初めて資本に反映されます。
第14号の説明であたかも一つの取引ごとに資本が変化するように
書いたのは、「もしもその時点で決算したら、このような貸借対照表
になる」という意味です。


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  [金持ちソフト会社、貧乏ソフト会社]
　一コマずつ追ってみると、だんだん会計が面白くなってきます
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もう一度、図14-2をより正確に書き直したものを図15-1として
添付します。
一コマずつ追ってみると、だんだん会計が面白くなってきます。

システム開発受託会社が行なうほとんどの取引は、この
「図15-1 シンプルな取引」そのものか、そのバリエーションです。
バリエーションとは、下記のようなものです。
・支払先が協力会社ではなく、個人事業主である。
・支払先が正社員、契約社員である。
・上記支払いが入金よりも先になる。
・販管費の支払いが入金よりも先になる。

上記バリエーションの結果として、実際は入金よりも支払いが先に
なる場合が多くなります。

システム開発受託会社の資産と負債は、「図15-1�A納品・請求処理」で
発生する売掛金(資産)と買掛金(負債)、そして上記バリエーションの
結果発生するキャッシュ不足を補うための借り入れ(負債)が主なものです。
そして、売掛金と買掛金はいわゆる「流動資産」「流動負債」と
呼ばれるもので、短期的に発生し、消滅していくものです。

借り入れまたは資金調達については別途論じます。


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  [金持ちソフト会社、貧乏ソフト会社]
　「お金持ち」とは
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説明が少し細かくなりすぎたので、最低限理解していただきたい
ことを列記します。

・損益計算書：収入と支出を対照的に記録するもの。
・貸借対照表：資産と負債を対照的に記録するもの。
・資産：現金を生み出すもの。
・負債：現金を減らすもの。

さて、これを頭に入れた上で、「お金持ちって何だろう」と考えて
みましょう。

今週号では結論だけ言います。
「お金持ち」とは、「資産が資産を生む人(会社)」です。
つまり、資産が大きいからそこから生まれる収入が支出を上回り、
余ったお金を資産に再投資できる人または会社です。


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  次回以降の予告
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次回は、金持ちソフト会社のお金の流れのパターンを解説します。

次号は、3月22日発行予定です。乞うご期待！！


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発行：
株式会社 慶
　代表取締役  蒲生 嘉達
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