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************************************************************** _/_/_/_/_/_/_/ ソフトウェア業界 新航海術 _/_/_/_/_/_/_/_/_/ ************************************************************** 第32号 2004/07/12 ▼ まえがき ▼ [永久運動の設計] 株式会社の基本形 ▼ [永久運動の設計] 銀行 ▼ [永久運動の設計] 業務執行兼任取締役・執行役員 ▼ [永久運動の設計] 「新航海術」のホームページ ▼ 次回以降の予告 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= まえがき *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 蒲生嘉達です。お疲れ様です。 本メルマガは、慶の社員(正社員・契約社員)及び慶と契約している 個人事業主の方々に配信しています。 感想をお持ちなら是非返信してください。 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [永久運動の設計] 株式会社の基本形 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 通常、会社の組織図で表されているものは「システム開発部」「営業部」 「総務部」「パートナービジネス推進部」などの部門です。 しかし、これらは会社の執行機能に含まれる一単位にすぎません。 これらの部門の背後には「図:株式会社の基本形」(添付ファイル参照) で表されている様々な役者が存在します。 中小企業の場合、「図:株式会社の基本形」ほどには機能と組織が 分化されていません。代表取締役が株主であり、取締役は業務執行 兼任取締役でもあるでしょう。 しかし、株式会社という仕組みが健全に作動し、永続的に成長して いくためには、これらの構成要素を理解することが不可欠です。 たとえ兼務しているとしても、一人二役であることを意識しながら 行動することが必要です。 個人企業から中小企業、大企業となるとは、これらの機能が分化して いくことであり、この分化がうまくいかないと、会社は停滞し、やがて 衰退してきます。 商法上の機関としては、株主総会、取締役会、代表取締役、監査役の 4つがあり、これが株式会社の骨格を形作っています。 これらについては第29号、第31号で解説したので、今回はそれ以外の 構成要素について解説します。 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [永久運動の設計] 銀行 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 会社にとって銀行は単なる取引先以上の存在です。 現実に必要な運転資金の大部分は株式ではなく、銀行からの借り入れで 賄われています。 銀行は会社に融資をし利子を取るので、銀行から見たら融資は投資です。 今の慶に対する最大の投資家は株主ではなく銀行です。 「企業者はけっして危険の負担者ではない。・・・もし事が失敗すれば、 損失を蒙るのは信用供与者である。」(シュンペーター) *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [永久運動の設計] 業務執行兼任取締役・執行役員 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 株主総会は取締役の選任・解任はしますが、経営には携わりません。 取締役会は業務執行の決定と監督は行いますが、実際の業務執行は 行いません。 代表取締役は業務執行機関ですが、取締役会は業務執行機関では ないのです。 代表取締役から委任されて、業務執行も行う取締役が業務執行兼任 取締役です。 代表取締役が業務執行を従業員に委任した場合は、その従業員は 「執行役員」となります。 執行役員は、取締役会の構成員ではありません。 しかし、業務執行会議としての役員会議などの構成員にはなり得ます。 執行役員は取締役と異なり商法で定められたものではないので、 その地位と役割は会社によって異なります。 契約形態が雇用契約なのか委任契約なのかも会社によって異なります。 形式上は雇用契約でも、業務執行兼任取締役と同程度の職務権限を 有している場合は、実質的には委任契約だと考えてよいでしょう。 委任契約は雇用契約と異なり、任せられた範囲内で大幅な自由裁量が 認められています。 その代わり、任せられた部門の業績に責任を持つことになります。 一つの部門に責任を持てる執行役員が従業員の中から次々と誕生する ことが、慶が発展するためには不可欠です。 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [永久運動の設計] 「新航海術」のホームページ *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 「ソフトウェア業界 新航海術」のホームページを立ち上げました。 URL: http://www.kei-it.com/sailing/ ここでバックナンバーを見ることができますし、全文検索もできます。 全文検索はファーストサーバのサービスを使っていますが、 そのサービスはnamazuを使っています。 「ソフトウェア業界 新航海術」は、慶の社員と個人事業主に 対するクローズされたメルマガでしたが、今後はオープンにして いきます。 オープンを基本とし、クローズにしたい情報は特別号として、従来 どおり社員と個人事業主のみに発行します。 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 次回以降の予告 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 次号は、7月19日発行予定です。乞うご期待!! -------------------------------------------------- 発行: 株式会社 慶 代表取締役 蒲生 嘉達 y_gamou@kei-ha.co.jp http://www.kei-ha.co.jp TEL:03-5951-8490 |