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************************************************************** _/_/_/_/_/_/_/ ソフトウェア業界 新航海術 _/_/_/_/_/_/_/_/_/ ************************************************************** 第94号 2005/09/26 ▼ まえがき ▼ [お知らせ] 新会社法研修会に無料ご招待(残席わずか) ▼ [賃金決定の仕組み] 職能資格化した年俸制 ▼ [賃金決定の仕組み] 真性年俸制 vs. 日本型年俸制 ▼ [賃金決定の仕組み] 慶のWEBシステム開発事業部 ▼ [賃金決定の仕組み] 次回以降の予告 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= まえがき *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= こんにちは、蒲生嘉達(がもう よしさと)です。 第86号から成果主義型賃金制度をテーマとしています。 このテーマはあと数回続きそうなので、また、一旦終了しても、 断続的に続きそうなので、「永久運動の設計」シリーズから独立させて 「賃金決定の仕組み」シリーズとしました。 「賃金決定の仕組み」シリーズを最初から読みたい方は、 http://www.kei-it.com/sailing/back_salary.html を参照してください。 バックナンバーはブログでも公開しています。 ブログ: http://kei-it.tea-nifty.com/sailing/ =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [お知らせ] 新会社法研修会に無料ご招待(残席わずか) *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 慶が所属している業界団体「羅針盤21」http://r-21.jp/ で、 新会社法をテーマとした研修会を行います。 本来は羅針盤21の会員しか出席できませんが、本メルマガの読者を 無料でご招待いたします。 ----------------------------------------------------------- 【日時】10月28日(金)15:00〜17:00 【場所】トスラブ市ヶ谷アルファーロ http://www.its-kenpo.or.jp/its_2/kenshin/itigaya_kaigisitu/index.html 【テーマ】税理士による新会社法解説 【講演会内容】 (1)有限会社制度の廃止、最低資本金制の撤廃によるメリット・デメリット (2)会計参与制度の意義及びポイント 【講師からのコメント】 新会社法そのものの範囲が広範に渡るので、今回は2時間の中で 上記二点にポイントを絞り、中小企業において影響のありそうな 部分を会計・税務面などから追ってみたいと考えてます。 また、中小企業の会計に関する指針(草案)というものが公認会計士協会、 税理士連合会などから出されているので概要程度ですが、ご紹介してみます。 ----------------------------------------------------------- 私もこの部分は不勉強なので、非常に楽しみにしています。 聴講を希望される方は、office@kei-ha.co.jp にメールでお申し込み ください。 人数に限りがございますので、お早めに! =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [賃金決定の仕組み] 職能資格化した年俸制 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 今週号では年俸制についてお話ししましょう。 多くの人は年俸制に次のようなイメージを抱いています。 ・プロ野球の選手のように今シーズンの成績を基準にして、翌シーズンの 年俸を決定する制度。 ・成績が良ければ年俸は毎年グングンあがるが、悪ければ大幅にダウンする。 しかし、現在多くの日本企業で行われている年俸制は、上記イメージとは かなり違います。 いわば職能資格化した年俸制なのです。 以下の説明では、米国企業で行われている本来の年俸制を「真性年俸制」、 多くの日本企業が採用している年俸制を「日本型年俸制」と呼びます。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [賃金決定の仕組み] 真性年俸制 vs. 日本型年俸制 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 【年俸1本固定型と分離変動型】 真性年俸制では、 (1)前年の成果に応じて年俸を固定的に決めます。 (2)賞与も役職手当も職務手当もなく、年俸1本です。 但し、(2)は、年俸制以前の問題です。 一般的な米国企業では、日本企業のように定期的な賞与はありません。 また、もともと職務給なので、基本給と役職手当・職務手当を分離する という発想もありません。 例えばITマネージャならそのITマネージャ職の職務内容を詳細に定義して、 その職務に対して値段をつけるので、基本給と役職手当・職務手当は 一体なのです。 (職能給だと「その人に対する値段(基本給)+職務に対する手当」という 発想が出てきます。) 一方、日本型年俸制では、業績を半期ごとに評価し、賞与に反映させます。 つまり、年俸といっても変動するのです。 また、年俸以外に役職手当や職務手当を別途設ける会社もあります。 つまり、年俸と役職とを分離しているのです。 【年俸ダウンの有無】 真性年俸制では成果が出なければ、来期の年俸は下がります。 もっとも米国系銀行などでは年俸ダウンより先に、解雇されるかも しれませんが・・・。 一方、日本型年俸制では建前上は年俸ダウンはあり得ますが、実際には、 よほどのことが無い限り、年俸はダウンしません。 また、たとえダウンしたとしてもその幅は大きなものではありません。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [賃金決定の仕組み] 慶のWEBシステム開発事業部 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 真性年俸制の背後には、職務給制度・成果主義・目標管理制度があり、 日本型年俸制の背後には職能資格制度があります。 (職能資格制度については、第88号、第89号を参照してください。 http://www.kei-it.com/sailing/88-050815.html http://www.kei-it.com/sailing/89-050822.html ) 第87号「慶の事業部」で述べたとおり、慶のWEBシステム開発事業部は 社内持ち帰り型の一括請負開発を中心とする事業部です。 http://www.kei-it.com/sailing/87-050808.html そのWEBシステム開発事業部では年俸制を採用しています。 やはり日本型年俸制です。 次号では、慶WEBシステム開発事業部や中小ソフトウェア会社の実情を 踏まえて、年俸制についてもう少し掘り下げます。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= [賃金決定の仕組み] 次回以降の予告 *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 次号以降は次のようなテーマで書く予定です。 ・中小ソフトウェア会社と年俸制 ・中小ソフトウェア会社と目標管理制度 ・中小ソフトウェア会社と責任等級制度 ・中小ソフトウェア会社とと成果主義 次号は、10月3日発行予定です。 乞うご期待!! *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 本メルマガについて *=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*= 本メルマガは2003年12月8日に創刊されました。 創刊号 http://www.kei-it.com/sailing/01-031208.html で述べたとおり、 本メルマガのコンセプトは「読みものとしても面白い慶の事業計画」であり、 目的は「事業計画の背後にある基本的な考え方を語ること」です。 したがって、第一の読者としては、慶の社員(正社員・契約社員)及び 慶と契約している個人事業主を想定しています。 彼らには慶社内のメーリングリストで配信しています。 また、多くのソフトウェア会社・技術者が直面している問題を扱っているので、 ソフトウェア会社の経営者、管理者、技術者にとっても参考になると思い、 第33号(2004年7月19日号)からは「まぐまぐ!」で一般の方々にも公開する ことにしました。 「まぐまぐ!」での読者数は平成17年9月24日現在、429名です。 本メルマガの内容に興味を持つであろう方をご存知なら、是非 本メルマガの存在を教えてあげてください。 (以下をそのまま転送するだけです。) --------------------------------------------------- 【お勧めメルマガ ソフトウェア業界 新航海術】 ⇒ http://www.mag2.com/m/0000136030.htm または http://www.kei-it.com/sailing/ -------------------------------------------------- このメールマガジンは『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ を利用して 発行しています。配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000136030.htm (但し、web@kei-ha.co.jp it@kei-it.com には直接配信しています。) 発行者Webサイト: http://www.kei-it.com/sailing/ (発行者Webサイトではバックナンバーの全文検索も可能です。) バックナンバーはブログでも公開しています。 ブログ: http://kei-it.tea-nifty.com/sailing/ -------------------------------------------------- 発行: 株式会社 慶 代表取締役 蒲生 嘉達 y_gamou@kei-ha.co.jp Webシステム開発事業部 http://www.kei-ha.co.jp ITサービス事業部 http://www.kei-it.com 人材コンサルティング事業部 http://www.k-bank.jp TEL:03-5951-8490 ☆ コピーや配布をされる時はご一報ください ☆ ☆ このメルマガに対するご感想・ご質問はこちらにお寄せください。 ☆ office@kei-ha.co.jp |
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